
宅建受験太
「宅建試験を受けようと決めたけど、合格した人ってどうやって勉強してたの?これまで勉強なんてまったくしてこなかったから、勉強の仕方がまったく分からない。参考書も何を使えばいいの??誰か教えて!!」
年に1回の宅建試験もし不合格だと、また1年後になります。
勉強はつらいので1回で合格したいですよね。
こんな方におすすめな記事です
・何度も宅建試験を受けたくない。1回で合格したい方
・宅建試験の勉強法が分からない、参考になる方法が知りたい方
宅建試験の勉強に限らず、資格試験を受ける時に、どうやって勉強すればいいのか分からない人も多いと思います。
私も学生時代から勉強は本当に苦手で、中学・高校と成績は常にほぼ「2」「1」でした。なので勉強の仕方が分からず、いざ宅建試験を受けることになったものの、どうやって勉強すればいのか分かりませんでした。
そんな状態の私でも1回目の宅建試験で合格することができた勉強方法を紹介します。
この記事でわかること
・宅建試験を1回で合格した私の勉強法
・勉強のタイムスケジュール
この記事を書いている私は
宅建試験に1回で合格して、現在不動産屋さんで現役宅建士をしています。

宅建試験に1回で合格した勉強スケジュール

私が勉強していたおおまかな年間のスケジュールです。
月 | 勉強内容 | 1日の勉強時間 |
---|---|---|
1月~3月 | 各科目の基本的なことを参考書をとりあえず読む | 30分~2時間 |
4月~5月 | 権利関係の重要項目をインプット | 1時間~3時間 |
5月 | 5点免除の登録講習を受ける | |
5月~6月 | 法令上の制限の重要項目をインプット | 1時間~3時間 |
6月 | 税法の重要項目をインプット | 1時間~3時間 |
6月~8月 | 宅建業法の重要項目をインプット | 1時間半~3時間 |
8月 | もう一回全科目テキストやノートを復習 | 1時間半~3時間 |
8月~10月試験まで | 過去問を解きまくる | 2時間~3時間 |
私の場合は宅建試験を受ける前年の11月から不動産屋さんで働き始めていました。まったくの畑違いの職業からの転職でしたので、もちろん宅建の知識もゼロでしたし、宅建試験というものがあることすら知りませんでした。次回の宅建試験を受けるように会社から言われたので、年が新しくなる1月から始めるのがキリがいいと考えたので1月からちょくちょく始めることにしました。
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第1段階 勉強する習慣をつける 1月~3月

1~3月の勉強ポイント
・とにかく勉強する習慣をつける
・宅建試験の大まかな内容を参考書をつらつら読んでなんとなく理解する
とにかく勉強する習慣をつける
宅建試験の合格のためには一夜漬けとか1ヶ月だけの短期集中では厳しいと思います。
もしそれで合格したなら、人生一生分の運を使い果たしたか、ドラゴンボールでシェンロンに願ったかのどっちかですね。
私的には全くの知識ゼロでこれまで勉強をしてこなかった人の場合は、300~400時間の勉強時間は最低でも必要かなと考えます。
まずは、勉強すると言うことに体が拒否反応を示さないようにすることからはじめる必要があります。
私もこれまでろくに勉強というものをしてこなかったので、宅建の知識を入れることはもちろんですが、勉強をする習慣を体に慣れさせることを意識して参考書を広げていました。はじめは勉強に意識をむけること自体が難しく、まだ半年以上も時間があるという謎の余裕で、スマホゲームしてみたりマンガを読んでしまったり、部屋の掃除をはじめてしまったりで、1ヶ月間は1時間も勉強しない日の方が多かったと思います。
それでも頑張って机に向かうという行為を続けてください。
どこかのタイミングでその行為自体が普通になってきて、逆に勉強をしなかったら罪悪感が出るようになります。はじめの1~2ヶ月はわりとグダグダしながら勉強でしたが、だんだん体が慣れてきます。
これが勉強をすると言うことなのか!とそんな感覚です。
おおまかな試験内容を掴んでおく
とりあえず参考書を読むだけでも何となくのシチュエーションをイメージするようにはしてました。
例えば借地借家法の項目を読んで「今住んでるマンションもいきなり出ていけ」と言われることはないんだなー。 みたいな感じ。
難しい言葉はあええて避けて、勉強を続けられるように進めて、簡単な問題集なども解いたりしました不正解だったところは、いつか見直そうととりあず印を入れておくぐらいに止まる程度でした。
最初はこれぐらいでもいいと思います。何回も書いてますがとにかく体に勉強を覚えさせる事を意識して下さい。

宅建試験を合格へ導くおすすめの過去問集2選をご紹介!【私もこれで合格しました!】
第2段階 知識のインプットに集中 4月~8月

4月~8月の勉強ポイント
・各科目を本格的に勉強する(インプット8割 アウトプット2割)
インプットすることに全力する
4月からはガチ勉強を開始します。
これまではつらつらと参考書を読んだりしているだけでしたが、さすがに半年をきる時期になると、ポテチをくわえながら机に向かっていてはダメ、もう頑張らなければならないと本格的に頭に叩き込んで覚えて行きます。
とにかく参考書を読むことと、結構めんどくさいですが参考書の内容をノートに書き写して、自分なりにまとめる方法も有効的でした。読むだけでは理解力は低く、書くことで覚えることができ、まとめることでさらに理解力は深まります。
問題をやる際も自分が書いたノートの文字が頭に浮かび問題が解ける。ということが何度もありました。
参考書に解説動画が付いている物もあります。紙だけで分かりづらい場合は動画も見て覚えるようにしましょう!
YouTubeでも宅建に関する動画を配信されている方もいますので、理解しにくい部分は動画をあさってみてもいいと思います。
参考書の隅から隅まで覚えるのではなくて、重要な項目だけを覚えること!
全部を覚えようとしたら大変ですし、宅建試験に必要な知識はある程度限られています!
下記で紹介する参考書には重要項目や必ず覚える項目が詳しく説明されているのでその部分を徹底的に覚えること!あまり重要ではないところは文字に変化がなかったり、まとめ項目に入っていなかったりするので、そのあたりはそこまで覚えなくてもいいと思います。
私の手順
参考書を本気で読む・重要なところや表などはノートに書き写す。
↓
問題集で問題を解いて理解する。
↓
間違ったところはもう一度テキストに戻って、読み直して覚え直す。
↓
そしてもう一度問題を解く。
↓
それでも間違っていたらもう一回ノートに書く。
といった感じで頭にたたき入れます。
この段階ではまだガッツリな過去問はしていませんでした。まずはインプットに集中して問題は腕試し練習問題や問題集の中から、各科目ごとにやっていました。

第3段階 知識のアウトプットに全力 8月~試験まで

8月~試験までの勉強のポイント
・過去問や問題集を繰り返しまくる(アウトプット9割 インプット1割)
アウトプットに全力
知識をインプットしたら、問題が解けるようになる。と思われがちですが実は違っていて、インプットした知識から適切な正解を導すアウトプットに関しても、何度も繰り返して体に慣れさせなければなりません。
だいたいお盆の時期を過ぎたぐらいから過去問をやり始めました。
まずは過去5年分を解く。実際の試験と同じ感じで全部解いて答え合わせをする。間違えたところはもう一度参考書に戻って覚える。
インプットの時と流れは似てますが、
(前年度分→答え合わせ→間違えたところを覚える→2年前分→答え合わせ→間違いを覚える。みたいな感じ)
過去5年がある程度出来るようになったら過去10年分まで頑張りましょう!
(10年以上前にはいかない方がいいです。法律や業法もそれなりに改正されているので昔すぎる問題をやると改正されてて今は出ない問題もあるからです)
過去問をはじめたばかりの時は結構不正解になることが多いです。これまでの問題集ではわりと正解していたので、それなりに正解できるはずと挑んでも、本番の試験問題は問題集よりレベルが高く、不合格レベルに着地することが多いと思います。
はじめて過去問に挑戦して散々な結果になると落ち込まれる方もいらっしゃるかもしれませんが、まったく大丈夫です!
初挑戦から上手くいっていたら余裕で合格できます。逆にチャンスです。
間違えた部分は覚えられていないところなので、繰り返して覚えてしまえばどんどん覚えていないところが少なくなっていきますし、問題を何度も解くことによりアウトプットする事にも体が慣れていきます。
ラスボス戦のような感覚
過去問って私の中ではラスボス戦のような感覚でした。
宅建試験本番はある意味、勉強という長い旅の最後に出現するラスボスのようなものです。
と言うことは過去問はこれまでの歴代ラスボス戦ということです!
ロックマンシリーズとかやったことある人なら分かると思いますが、ラスボス前にこれまで倒してきたボスと改めて戦うボスラッシュステージがありますよね。
試験前はまさにそんな感じで、過去問は歴代ボスを倒しまくる感覚です。
解けば解くほどパターンが分かってくる!ロックマンのボスも宅建試験も一緒ですw

宅建試験を1回で合格した1日の勉強時間

1日の勉強時間
・仕事の日 仕事の休憩時間(約30分)
すきま時間でチビチビ アプリで過去問
帰宅後 (約1~3時間 21時以降は勉強の時間と決める)
・休日 10時~12時
14時~17時
21時~眠くなるまで
勉強にあてる時間は固定で決めておく
宅建試験の合格のためには、勉強する習慣をつけることが一番重要なので、毎日の勉強時間は固定して決めておくべきです。
私の場合は21時から24時(眠くなるまで)までは必ず勉強の時間と決めて、この時間内はその他の事はしないように心掛けました。
仕事の中の隙間時間や、休憩時間でも空き時間があれば、宅建の過去問アプリ等で問題を解くようにしていました。
すきま時間ではなかなか新しい知識を入れる勉強はしにくいので、過去問を解くアウトプットに励んだ方がいいと思います。
仕事終わりの帰宅後は日によってはヘトヘトで眠くて勉強にならない日もあると思います。しかし少しでも勉強しておくことがおすすめです。
30分だけでも、とか10問だけでも。みたいな感じ。少しの頑張りでも絶対に積み重なって自分の力になります。

私が使っていた参考書・問題集・過去問集
参考書は自分に合いそうな物を選びましょう!1000円未満から5000円ぐらいのものがありますが、安い物は内容は薄い印象です。
私が紹介するものは結構質は高いと思いますので是非検討してみてください。
みんなが欲しかった! 宅建士の教科書

・フルカラー
・図が多くて理解しやすい
・重要で覚えなければならない部分が「板書」にまとめられている
迷ったら間違いなくコレを買うべき!
フルカラーで図が多くてめっちゃ見やすい!
なのに内容もしっかりしてる。
「板書」の部分で要点がまとめられているので、絶対に覚えなければならない部分が分かりやすい!
みんなが欲しかった! 宅建士の問題集 本試験論点別

・↑と完全にリンクしているので、↑を買ったなら一緒に買うべき!
・分野ごとに分かれているので、私のように分野ごとに分けてやるのに最適!
・多出の問題は完璧に抑えてあるので、これをやり込むだけでも相当な力が付くと思います。
どこでどこでも学ぶ宅建士 基本テキスト 2022年度版

・↑の参考書で分からなかったところの補完もできる。
・重要のところがランク付けされていて、集中して勉強しなければならない部分が分かりやすい
・↑の参考書の要点部分とこの参考書の要点部分を完璧に覚えれば、重要な部分に関してはほぼ網羅できます。
・腕試し問題で復習ができる
パーフェクト宅建士過去問12年間

・過去問12年分の試験問題が載っている
・分野ごとではなく年度ごとに分けられている
過去の試験問題12年分が、試験と同じ方式で載っているので勉強後半のアウトップの際は重宝します。
↑の問題集と同じ問題もありますが、実践と同じ感覚で問題が出るので過去問はこれでやった方がいいです。
私は、これらの問題集を使っていたので私のブログにはこれらの問題集に影響を受けているであろう感じで解説しているところが多々あると思います。
まとめ

・勉強を習慣化
↓
・インプットに集中
↓
・アウトップトに全力
・勉強する時間は毎日固定する
・基本的には重要な物を集中的に覚える!余計な物をを覚えない!
・参考書だけで分からないものは、参考書についている動画解説もフル活用する
いかがでしたでしょうか!みなさまの宅建試験の勉強の参考になればと思います!